Quantcast
Channel: ゴエモンのつぶやき
Viewing all articles
Browse latest Browse all 17470

障害者へ理解と支援広げ 最後の「サンサン祭り」 高松

$
0
0
 障害者と市民、ボランティアらが集う「第33回サンサン祭り」(同実行委主催)が28日、高松市のサンポート高松で開かれた。障害者を取り巻く環境が向上し役割を終えたとして、今年が最後の開催。参加者は車いす体験やステージイベントなどを通して交流と理解を深めた。

 祭りは、障害者の社会参加の支援などを目的に、国際障害者年だった昭和56年にスタート。かつての学生ボランティアたちが、高校教諭となって教え子と参加するなど支援の輪が広がり、30年余りの間に2万人以上のボランティアが運営を支えてきた。この間、障害者を支援する法制度の整備も進み、実行委は今年を最終回と決めた。

 車いす体験には、県内の小中高校生らが参加。乗る役と押す役を交代しながら砂利道や段差を通る際の難しさを体験し、車いすバスケットにも挑戦した。高松高1年の土田杏奈さん(15)、森怜菜さん(15)は「視線が変わり、街が違って見えた。初めて乗ってみて車いすの方の思いが分かり、いい経験になった」と話していた。

 第1回から実行委員長を務めてきた県ボランティア協会の小島克己会長(66)は「若い人の参加が祭りを続ける原動力になった。今後、市民が手づくりでまちづくりを考える新たな場をつくってほしい」と語った。

MSN産経ニュース-2013.4.29 05:01

Viewing all articles
Browse latest Browse all 17470

Trending Articles