茅ケ崎市内で活動する任意の福祉団体「仲間づくりかよう会」が設立から30年を迎えた。長い歩みを支えたのは、障害者も高齢者も健常者も「全員がボランティア」という共通認識。毎週火曜日に鶴嶺公民館(同市萩園)で行う活動は笑いに包まれている。
「動ける人が動けない人の方に寄ってくださーい」。10月30日、同館1階で室内運動会が行われていた。参加したのは20〜80代の会員約30人。新聞紙に二つ穴を開け、首に掛け引っ張り合う「首ずもう」では、同会会長の高橋信子さん(70)=同市萩園=が椅子に座りながら参戦し、見事優勝した。「優勝したのは初めて。うれしかったわ」
同会の会員は約50人。健常者のほか高齢者や脳血管障害の後遺症、リウマチを患っている人が多いという。だが、毎週の活動は“運営側”と“利用者側”に明確に分かれるわけではない。
この日もほぼ全員が競技に参加。競技の楽しみ方もそれぞれだ。的当てで腕を振り上げることが難しい人は下から投げたり、片側を支えてもらいながらゲートボールの球を打ったり。競技の準備を切り盛りしていた渡辺陽子さん(67)=同市萩園=は「上下ではなく水平の関係で、お互いが声を掛け合う。全員が出来ることを出来る時にやっています」と話す。
同会の設立を呼び掛けたのは初代会長の故・三谷勢輔さん。脳血管障害で40代で車いす生活になり、「障害がある人もない人も誰もが分け隔てなく共に生きる」という理念を掲げ、1982年10月、同会の前身となる「仲間づくりを考える会」を始めた。
会費は当初から変わらず「誰もが無理なく払える」月額300円。毎週の活動はストレッチや体操など機能回復や健康維持のための運動のほか、誕生会や同館の花壇の手入れ、近隣中学との交流会なども行っている。同館の長島滋館長は「デイサービスなど、今は業者サービスとして行われているようなことを、昔からやっている点がすごい」と話す。
会長は高橋さんで5代目になる。「ここに来ると明るくなっちゃう。来た人を分け隔てなく迎える態勢ができている」
「かよう会」は「心が通う」という意味。初代会長の思いは30年たった今も受け継がれている。
カナロコ(神奈川新聞)-2012年11月1日
「動ける人が動けない人の方に寄ってくださーい」。10月30日、同館1階で室内運動会が行われていた。参加したのは20〜80代の会員約30人。新聞紙に二つ穴を開け、首に掛け引っ張り合う「首ずもう」では、同会会長の高橋信子さん(70)=同市萩園=が椅子に座りながら参戦し、見事優勝した。「優勝したのは初めて。うれしかったわ」
同会の会員は約50人。健常者のほか高齢者や脳血管障害の後遺症、リウマチを患っている人が多いという。だが、毎週の活動は“運営側”と“利用者側”に明確に分かれるわけではない。
この日もほぼ全員が競技に参加。競技の楽しみ方もそれぞれだ。的当てで腕を振り上げることが難しい人は下から投げたり、片側を支えてもらいながらゲートボールの球を打ったり。競技の準備を切り盛りしていた渡辺陽子さん(67)=同市萩園=は「上下ではなく水平の関係で、お互いが声を掛け合う。全員が出来ることを出来る時にやっています」と話す。
同会の設立を呼び掛けたのは初代会長の故・三谷勢輔さん。脳血管障害で40代で車いす生活になり、「障害がある人もない人も誰もが分け隔てなく共に生きる」という理念を掲げ、1982年10月、同会の前身となる「仲間づくりを考える会」を始めた。
会費は当初から変わらず「誰もが無理なく払える」月額300円。毎週の活動はストレッチや体操など機能回復や健康維持のための運動のほか、誕生会や同館の花壇の手入れ、近隣中学との交流会なども行っている。同館の長島滋館長は「デイサービスなど、今は業者サービスとして行われているようなことを、昔からやっている点がすごい」と話す。
会長は高橋さんで5代目になる。「ここに来ると明るくなっちゃう。来た人を分け隔てなく迎える態勢ができている」
「かよう会」は「心が通う」という意味。初代会長の思いは30年たった今も受け継がれている。
カナロコ(神奈川新聞)-2012年11月1日