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Channel: ゴエモンのつぶやき
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Androidのアクセシビリティ対応は全ての人に役立つ――米グーグルの担当者

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 「目が見えない人や耳が聞こえない人に向けて用意した機能は、実は全ての人のためになる」――米グーグルのアクセシビリティ担当 リサーチサイエンティストであるT.V ラマーン氏は語る。グーグルは2013年6月13日、同社のアクセシビリティ施策に関する記者説明会を開催。AndroidやChromeのアクセシビリティ対応について解説した。

 アクセシビリティとは、情報へのアクセスのしやすさのこと。心身の機能に制約のある人を含む誰もが問題なく情報を得られるようにするには、デバイスやWebサイトなどに、アクセシビリティへの配慮が求められる。

 ラマーン氏は「AndroidにもChromeにも、最初からアクセシビリティのための機能が入っている。“アクセシブル”ということは、高いお金を出して買うのでなく、簡単に手に入るものでなければならないからだ」と話す。例えばAndroidなら、文字情報を音声で読み上げる機能、ユーザーの操作などに対して効果音や振動でフィードバックを返す機能などを備えている。

 文書や地図、書籍などあらゆる情報をクラウド化するという同社の取り組みも、アクセシビリティの向上につながるという。自らも全盲である同氏は「オンライン化された文書なら、紙に書かれた文字が読めない私でも(音声読み上げによって)読める。新聞も、オンライン化によって読めるようになった」と話す。

 こうした取り組みは、全ての人のために役立つものという。最初は、視覚や聴覚に障害を持つ人、肢体不自由の人などを想定していたが「実は、全ての人のためになることに気付いた。例えば目が見えない人のためのアプリは、運転中で画面が見られないドライバーにも適用できる」(ラマーン氏)。2008年に視覚障害者のために用意したAndroidの音声読み上げ機能を、2009年にはそのまま、運転中のドライバー向けに公開した例を紹介した。


米グーグル アクセシビリティ担当 リサーチサイエンティストのT.V ラマーン氏

PC Online-2013年6月13日

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