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難読症の画家 障害者と交流 さいたまで、あすまで展覧会

 文字の読み書きが困難な学習障害「ディスレクシア(難読症)」の英国人画家マッケンジー・ソープさん(57)が、さいたま市で開かれている「マッケンジー・ソープの世界展」(鴻沼福祉会後援会主催)に合わせ十五日、トークショーを開き、市内の障害者団体との交流を行った。ソープさんは「できること、できないことは皆にある。支え合うことが大切」と作品に込めた思いを語った。

 難読症は文字を認識することが難しく、学業に支障が出ることが多い。ソープさんも教師や同級生の無理解からいじめを受けるなどして十五歳で学校を中退。しかし、その後進んだ美術学校で幼いころから描き続けていた絵の才能が認められ、今では欧米や豪州などで最も人気のあるアーティストの一人になっている。

 展示を見たさいたま市の多賀哲弥さん(67)は「見ると一歩ずつ前に進んで行けるような気持ちになる。素晴らしかった」と絶賛していた。展覧会は十七日まで、さいたま市浦和区の須原屋本店ギャラリーで。入場無料。問い合わせは鴻沼福祉会後援会事務局=電048(854)6890=へ。

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自作の解説をするマッケンジー・ソープさん=さいたま市浦和区で

東京新聞- 2013年6月16日

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