佐倉市の社会福祉法人が運営する重症心身障害者らを対象にした生活介護事業所「生活クラブ風の村重心通所さくら」が同市山崎に完成した。7月の利用開始を前に16日、開所式が行われ、開設準備を共同で進めてきたNPO団体、市など福祉関係者、利用予定者と保護者ら約60人が出席。地域住民を招いたイベントも催され、重い障害のある人たちの日中の生活の質を向上させる待望の拠点施設の完成を祝った。
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7月から重症心身障害者らの通所施設として利用が開始される生活介護事業所「重心通所さくら」=佐倉市山崎
同施設は社会福祉法人生活クラブ風の村(池田徹理事長)が、重症心身障害児の保護者らでつくるNPO法人さくらクローバーの会(松浦俊弥理事長)の「障害、病気のある人が地域で人々と関われる医療と福祉が連携した生活の場を」との要望を受ける形で開設。
建物はデイルームや食堂、相談室、浴室を設けた鉄骨造りの平屋建てで床面積は約553平方メートル。国や県の補助金などを活用し総事業費は約1億6千万円。
竹内耕所長(47)は「重症心身障害者の行き場がないとの声からスタートした施設。その大事な点を落とさないよう、職員、利用者ら皆さんの声を聞いて支援内容を模索していきたい」と抱負を述べた。
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開所式で施設運営のコンセプトの一つ「みんなでつくる」が書かれたくす玉を割り完成を祝う職員と利用予定者ら関係者=16日
千葉日報- 2013年06月17日 10:58

7月から重症心身障害者らの通所施設として利用が開始される生活介護事業所「重心通所さくら」=佐倉市山崎
同施設は社会福祉法人生活クラブ風の村(池田徹理事長)が、重症心身障害児の保護者らでつくるNPO法人さくらクローバーの会(松浦俊弥理事長)の「障害、病気のある人が地域で人々と関われる医療と福祉が連携した生活の場を」との要望を受ける形で開設。
建物はデイルームや食堂、相談室、浴室を設けた鉄骨造りの平屋建てで床面積は約553平方メートル。国や県の補助金などを活用し総事業費は約1億6千万円。
竹内耕所長(47)は「重症心身障害者の行き場がないとの声からスタートした施設。その大事な点を落とさないよう、職員、利用者ら皆さんの声を聞いて支援内容を模索していきたい」と抱負を述べた。

開所式で施設運営のコンセプトの一つ「みんなでつくる」が書かれたくす玉を割り完成を祝う職員と利用予定者ら関係者=16日
千葉日報- 2013年06月17日 10:58