精神障害者の自立支援に取り組む「トントン工房」(葉山町堀内)は21日、「就労へのステップに向けて」と題した交流会を町福祉文化会館で開催した。関係者ら約50人が出席し、通所者の「就労したい」という熱い思いに耳を傾けた。
同工房は、NPO法人「青い麦の会」が運営する就労継続支援B型事業所。現在、統合失調症やうつ病などを抱える主に40代から50代の36人が通う。弁当作りや機織り、情報誌などのポスティング、ホームページ作成、翻訳、学習支援などの訓練に取り組んでいる。
ただ工房を“卒業”後、企業などに就労した人はこの3年で4人にとどまるため、就労の場を増やしたいと、工房に併設された「こころの相談室ポート」と共同で交流会を企画した。
交流会では、工房とポートの通所者のうち25人が回答したアンケート結果を報告。主治医から就労の許可が出ている人は17人に上り、11人が一般就労に意欲を示したほか、15人が発病後、ハローワークなどで仕事を探した経験のあることが分かった。
この後、通所者が登壇し、「データ入力などの仕事を任されれば責任を持って果たせる」「身体、知的より精神障害者の雇用率は低いが、病気を含め、自分自身のことは把握している。仕事をするチャンスをください」などと就労の場の提供を訴えた。
既に就労した男性は「仕事を建設的に積み重ねていくことが大切だし、そうすることで就労を持続できるのではないか」とアドバイスした。
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精神障害者が自立に向けて就労の機会の提供を訴えた交流会
カナロコ(神奈川新聞)-2013年6月22日
同工房は、NPO法人「青い麦の会」が運営する就労継続支援B型事業所。現在、統合失調症やうつ病などを抱える主に40代から50代の36人が通う。弁当作りや機織り、情報誌などのポスティング、ホームページ作成、翻訳、学習支援などの訓練に取り組んでいる。
ただ工房を“卒業”後、企業などに就労した人はこの3年で4人にとどまるため、就労の場を増やしたいと、工房に併設された「こころの相談室ポート」と共同で交流会を企画した。
交流会では、工房とポートの通所者のうち25人が回答したアンケート結果を報告。主治医から就労の許可が出ている人は17人に上り、11人が一般就労に意欲を示したほか、15人が発病後、ハローワークなどで仕事を探した経験のあることが分かった。
この後、通所者が登壇し、「データ入力などの仕事を任されれば責任を持って果たせる」「身体、知的より精神障害者の雇用率は低いが、病気を含め、自分自身のことは把握している。仕事をするチャンスをください」などと就労の場の提供を訴えた。
既に就労した男性は「仕事を建設的に積み重ねていくことが大切だし、そうすることで就労を持続できるのではないか」とアドバイスした。
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精神障害者が自立に向けて就労の機会の提供を訴えた交流会
カナロコ(神奈川新聞)-2013年6月22日