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県内初、障害者の陸上記録会 新たな一歩

 障害者が陸上競技の記録を競う「さがりくりんピック2012」(佐賀新聞社など後援)が3日、佐賀市の佐賀県総合運動場陸上競技場で開かれた。県内で障害者の記録会が開かれるのは初めて。県内外の約100人やパラリンピック日本代表選手も出場し、熱戦を展開。県内の障害者スポーツ発展に向け新たな一歩を踏み出した。

 競技の場が少ない県内で、選手たちに目標を持ってもらい、障害児にも挑戦してもらおうと、県障害者スポーツ指導者協議会が主催。以前から構想はあったが、ロンドンパラリンピック開催の今年、車いすマラソンなど日本代表の山本浩之選手=福岡市=を招き、開催にこぎつけた。

 記録会は100メートル、1500メートル、5000メートル、スラロームの4種目で、障害区分ごとに13競技実施。この日初めて競技用車いすに乗り、1500メートルを完走した井上慎哉君(11)は「目標タイムを大幅に縮めることができた。実力が出せたかな」と笑顔を見せた。

 懸命にトラックを駆ける選手たちに「ファイト」「最後まで頑張れ」とのエールや拍手が送られていた。同協議会の土井志穂会長は「競技の場は選手同士の刺激や練習の励みになる。回を重ね、種目数を増やせれば」と話した。

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1500?(車いす)で白熱したレースを展開する参加者=佐賀市の県総合運動場陸上競技場

佐賀新聞-2012年11月04日更新

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