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作品に はずむココロ 横浜で障害者アート展 絵画や刺しゅう60品

 知的障害者の作品を集めた「ココロはずむアート展」が、横浜市青葉区のスペースナナで開かれている。観覧無料、二十一日まで。

 企画したのは、日本画家の中畝(なかうね)常雄さん(62)=同市緑区。二〇〇二年から障害者にアートを教え始め、いまも子どもから大人まで五人に教えている。

 一九八四年に生まれ〇二年に亡くなった長男祥太さんには、生まれつき脳に障害があり、「簡単な意思表示ができるくらい」だった。祥太さんの介抱をする中で、同じ境遇の仲間が増え、感性豊かな障害者アートの魅力を感じ、「もっと多くの人に知ってほしい」と思うようになった。

 スペースナナでの展示は三回目。横浜市青葉、都筑、緑の各区在住で作業所などで働く人ら二十五人が、計六十品を出品している。段ボール表面の紙で落ち葉を再現し、本物の落ち葉と混ぜた空間芸術や、ヤマアラシをひたすら描いた絵画、刺しゅうなどがある。

 中畝さんは「これらの作品には、見る人を引き込む力がある」と話している。

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落ち葉を段ボールで再現した作品を触る中畝さん=横浜市青葉区で

東京新聞- 2013年7月17日

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