ブルガリアで26日から開かれる聴覚障害者の五輪「第22回夏季デフリンピック」に向けて、女子サッカーの日本代表チームがメダルに照準を合わせ最終調整に入っている。全国から招集された選手とともに、県勢4人も実戦に備えた動きを確認し、国際大会での活躍を誓う。
審判員が笛を使わず、旗を振ってゲームを仕切る「ろう者サッカー」。選手はピッチの外では手話を交えて目標を共有し、プレーの中では主にアイコンタクトで連係を図る。
4年前の前大会で主将を務めたMF寺井名美選手(38)=磐田市=はチーム最年長。「プレーでチームを引っ張るのが自分の役目。前大会の6位は超えたい」と気を引き締める。DF原田明奈選手(26)=焼津市=は「メダルが目標」。試合で右足を痛めたが「尊敬する長友佑都選手(インテル・ミラノ)のように、積極的に攻撃を仕掛けたい」と意気込む。
急成長を見せる若手も、チームには欠かせない存在だ。DF大谷遥佳選手(15)=浜松市=は「走り回って相手の攻撃を止めるのが自分の仕事」とスタミナ勝負に自信を見せる。チーム最年少のFW酒井藍莉選手(14)=静岡市=は「合宿で得た先輩たちからのアドバイスは本当に貴重。試合で成果を出したい」と大舞台を楽しみにしている。
藤枝市内で今月上旬に開いた最終強化合宿では、県内の3チームとの試合を中心に、主に攻撃面での課題を克服した。
監督を務める福永久代さん(36)=焼津市=は「静岡の関係者の協力で内容の濃い調整ができた。合宿での収穫を生かしてメダルを持ち帰りたい」と言葉に力を込めた。
日本は予選リーグでポーランド、ギリシャ、アメリカと対戦する。決勝は8月4日。
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デフリンピックに向けて最終合宿に参加する(左から)寺井、酒井、大谷、原田の各選手。手話を交えた指示を受けて試合に臨む=藤枝市前島の藤枝順心高
2013/07/18 10:40 【静岡新聞】
審判員が笛を使わず、旗を振ってゲームを仕切る「ろう者サッカー」。選手はピッチの外では手話を交えて目標を共有し、プレーの中では主にアイコンタクトで連係を図る。
4年前の前大会で主将を務めたMF寺井名美選手(38)=磐田市=はチーム最年長。「プレーでチームを引っ張るのが自分の役目。前大会の6位は超えたい」と気を引き締める。DF原田明奈選手(26)=焼津市=は「メダルが目標」。試合で右足を痛めたが「尊敬する長友佑都選手(インテル・ミラノ)のように、積極的に攻撃を仕掛けたい」と意気込む。
急成長を見せる若手も、チームには欠かせない存在だ。DF大谷遥佳選手(15)=浜松市=は「走り回って相手の攻撃を止めるのが自分の仕事」とスタミナ勝負に自信を見せる。チーム最年少のFW酒井藍莉選手(14)=静岡市=は「合宿で得た先輩たちからのアドバイスは本当に貴重。試合で成果を出したい」と大舞台を楽しみにしている。
藤枝市内で今月上旬に開いた最終強化合宿では、県内の3チームとの試合を中心に、主に攻撃面での課題を克服した。
監督を務める福永久代さん(36)=焼津市=は「静岡の関係者の協力で内容の濃い調整ができた。合宿での収穫を生かしてメダルを持ち帰りたい」と言葉に力を込めた。
日本は予選リーグでポーランド、ギリシャ、アメリカと対戦する。決勝は8月4日。
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デフリンピックに向けて最終合宿に参加する(左から)寺井、酒井、大谷、原田の各選手。手話を交えた指示を受けて試合に臨む=藤枝市前島の藤枝順心高
2013/07/18 10:40 【静岡新聞】