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日韓共作障害者アート あす奈良で上映会

 「ストップモーション・アニメーション」と呼ばれる技法の作品で、制作風景の映像とあわせて約20分。障害者の表現活動を支援する韓国のNPO「RAW SIDE」のスタッフで、2008年に同センターでドキュメンタリー映像を撮影した経験を持つ高載弼(ゴゼフィル)さん(28)が「日韓の障害者で作ろう」と企画した。

 撮影には、日本人女性3人と韓国人男性3人(20歳〜30歳代)が参加した。韓国の郭圭燮(カクキュソプ)さん(25)ふんする「チューリップ」が、日本に住む「キティ」に会いに行き、誕生会やダンスで交流する――という内容。

 「アクション」の声にあわせて動き出すのが難しく、何度も撮り直したが、ラジオ体操を取り入れたり、誕生会に使う小道具や飾りを手作りしたりと工夫を凝らし、演技の合間には笑顔がこぼれた。

 ストーリーを考えた郭さんは「家庭的で楽しい雰囲気を感じ取って」、キティを演じた奈良市の伊藤樹里さん(36)は「韓国の人たちと共同制作できて本当にうれしい。頑張って作ったので、たくさんの人に見てもらいたい」と話している。

 作品は10日午後2時からセンター2階の会議室で公開する。入場無料。問い合わせは同センター(0742・43・7055)。

(2013年8月9日読売新聞)

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