著作権者に無断で人気アニメ「エヴァンゲリオン」の画像を複製して製造した缶バッジなどを販売目的で所持したとして、著作権法違反に問われた静岡県富士市、会社員塚本章文(38)、静岡市清水区、会社役員矢野雅一(39)両被告の初公判が6日、静岡地裁(高橋孝治裁判官)であった。
両被告は起訴事実を認めた。高橋裁判官は「犯行は悪質で結果は重大だが、被害賠償も期待できる」として、両被告に懲役1年、執行猶予3年、罰金30万円(求刑・懲役1年、罰金30万円)の判決を言い渡した。
検察側は、両被告が2010年5月頃から約2年半でフォトフレーム1500枚、缶バッジ1000個を製造し、売り上げは約20万円だったと指摘。矢野被告が障害者就労施設代表に就任した11年4月以降は、障害者に複製品を製造させていたことを明らかにした。
弁護側は「著作権者に対して誠心誠意、賠償する予定がある」として執行猶予を求めた。
高橋裁判官は「動機や経緯に酌量の余地はないが、罪の重大性を認識し反省している」と述べた。
(2012年11月8日08時34分 読売新聞)
両被告は起訴事実を認めた。高橋裁判官は「犯行は悪質で結果は重大だが、被害賠償も期待できる」として、両被告に懲役1年、執行猶予3年、罰金30万円(求刑・懲役1年、罰金30万円)の判決を言い渡した。
検察側は、両被告が2010年5月頃から約2年半でフォトフレーム1500枚、缶バッジ1000個を製造し、売り上げは約20万円だったと指摘。矢野被告が障害者就労施設代表に就任した11年4月以降は、障害者に複製品を製造させていたことを明らかにした。
弁護側は「著作権者に対して誠心誠意、賠償する予定がある」として執行猶予を求めた。
高橋裁判官は「動機や経緯に酌量の余地はないが、罪の重大性を認識し反省している」と述べた。
(2012年11月8日08時34分 読売新聞)