統合失調症やそううつ病などの精神障害者が地域の中で暮らせるように、佐賀県内の医療・福祉関係者と当事者、家族らが連携して市民グループを立ち上げた。活動の第1弾として10月に映画の上映会を開く。
グループには精神科医ら医療関係者をはじめ、当事者や家族、行政関係者ら24人が参加。精神障害は入院医療から地域福祉への転換が求められるが、偏見は依然根強く、受け皿がないため退院できない「社会的入院」の解消は進んでいない。このため、当事者が孤立することなく地域で生活できる医療や福祉の在り方を考えていくという。
上映する映画は公立の精神科病院を廃止し、地域で予防や治療を行う精神保健システムを導入したイタリアの改革を描いた「むかしMatto(マット)の町があった」。
Mattoはイタリア語で「狂気を持つ人」の意味。グループの名称もタイトルにちなんで「みんなMatto(マット)よ佐賀」に。映画に描かれたような理想を目指す思いを込めた。
代表で嬉野温泉病院の谷口研一朗医師は「当事者と支援者が一緒に活動することが、偏見の解消につながる。すべての関係者が元気になれる活動を目指したい」と話す。
上映会は10月27日午後1時半から、佐賀市のメートプラザ佐賀で。自由討論のシンポジウムもある。問い合わせは、もろくま心療クリニックの坂下さん、FAX0952(33)0846、eメールminnamattoyo ̄saga@yahoo.co.jp
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精神障害への理解を深めてもらおうと、10月に上映会とシンポジウムを開く「みんなMattoよ佐賀」のメンバー
佐賀新聞-2013年09月03日更新
グループには精神科医ら医療関係者をはじめ、当事者や家族、行政関係者ら24人が参加。精神障害は入院医療から地域福祉への転換が求められるが、偏見は依然根強く、受け皿がないため退院できない「社会的入院」の解消は進んでいない。このため、当事者が孤立することなく地域で生活できる医療や福祉の在り方を考えていくという。
上映する映画は公立の精神科病院を廃止し、地域で予防や治療を行う精神保健システムを導入したイタリアの改革を描いた「むかしMatto(マット)の町があった」。
Mattoはイタリア語で「狂気を持つ人」の意味。グループの名称もタイトルにちなんで「みんなMatto(マット)よ佐賀」に。映画に描かれたような理想を目指す思いを込めた。
代表で嬉野温泉病院の谷口研一朗医師は「当事者と支援者が一緒に活動することが、偏見の解消につながる。すべての関係者が元気になれる活動を目指したい」と話す。
上映会は10月27日午後1時半から、佐賀市のメートプラザ佐賀で。自由討論のシンポジウムもある。問い合わせは、もろくま心療クリニックの坂下さん、FAX0952(33)0846、eメールminnamattoyo ̄saga@yahoo.co.jp

精神障害への理解を深めてもらおうと、10月に上映会とシンポジウムを開く「みんなMattoよ佐賀」のメンバー
佐賀新聞-2013年09月03日更新