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代読・代筆 学んで(障害者高齢者)手助け 金融機関で初 城南信金が研修会

 目や耳が不自由な人らが金融機関で取引する場合の書類の代読や代筆に関して、基礎知識を学ぶ研修会が九日、品川区の城南信用金庫本店で開かれた。城南信金の各支店のほか、近隣の金融機関などから約二百五十人が参加した。


 城南信金によると、金融機関は意思が正しく伝わらずに、手続きが進んでしまう危険があるため、代読や代筆は積極的に行っていないという。城南信金は「障害のある人々に親身に対応する一歩にしたい」として開催した。


 金融機関で初の試みといい、財務省東京財務事務所の担当者は「障害者のニーズに応える動きが加速する中、先駆的な研修」と評価。城南信金の吉原毅理事長は「障害者や高齢者が暮らしやすい社会の実現に取り組んでいく」と意義を強調した。


 研修会は、NPO法人大活字文化普及協会が協力。読み書き障害の実態を説明し、長方形の枠のついた定規を使って署名しやすくするなどの工夫を伝えた。その上で「障害は千差万別。相手の気持ちに寄り添い、伝えようとすることが大切」と強調した。 

東京新聞-2013年9月10日

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