小松市消防本部は九日、聴覚に障害のある人が安心してファクスで一一九番できるための通報訓練をした。
四十三世帯が参加。参加者には、事前に参加者の地図付きの住所や氏名が明記された「災害カード」が配られている。災害カードには、火事か救急を知らせるチェック欄がありどちらかにチェックし消防本部にファクスするだけで通報できる。参加世帯は、自宅から訓練用の災害カードを消防本部に送信した。
市消防本部で、ファクスの受信状況を見守っていた市聴覚障害者福祉協会の竹田貞夫会長(57)=符津町=は「確実にファクスが届いていることが分かり安心した」と話していた。

送られてきた災害カードを消防職員と確認する竹田会長(右)=小松市消防本部で
中日新聞-2012年11月10日