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三陸鉄道をファンが支援、横浜で映画やトークショー開催へ/神奈川

 東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県の三陸鉄道(三鉄)を支援するイベントが、横浜市西区の西公会堂で25日に開催される。県内の鉄道ファンら有志が呼びかけ、三鉄のドキュメンタリー映画の上映や、ゆかりの人々によるトークショーを行う。

 聴覚障害のある鉄道ファンたちが企画した。「聞こえない人々にも楽しんでもらおう」と、映画に日本語字幕を付け、トークの際も手話などで通訳する。震災時、三鉄に乗り合わせた聴覚障害者が、乗務員らと手を携えて避難したという逸話が、このイベントのきっかけになったという。

 実行委員の海老塚一浩さんは「壊滅的な被害に遭った三鉄が震災の5日後に(一部区間で)運転を再開したと聞き、勇気をもらった。何とかしたいとの思いから企画した」と話す。

 上映されるのは「おらほの鉄道〜三鉄沿線奮戦記〜」(鈴木宏子監督、2008年、上映時間42分)。赤字経営でも「我らの鉄路」を愛し、共に生きる住民の姿が、震災前の風景とともに記録されている。

 トークショーには鈴木監督、三鉄旅客サービス部長の冨手淳さん、漫画「さんてつ」を描いた漫画家の吉本浩二さん、その編集を手がけた新潮社の岩坂朋昭さんが参加。鈴木監督は「いま一度、被災地や震災に目を向けてほしい」と話す。司会は、三鉄の支援を続ける明治学院大(横浜市戸塚区)の原武史教授。

 午後1時から4時まで。料金は大人1500円、高校生千円、中学生まで800円。利益は義援金として、三鉄などに送られる。申し込みは、ファクス045(435)3577。

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2014年4月の全線再開を目指す三陸鉄道=北リアス線田野畑駅

カナロコ(神奈川新聞)-2012年11月11日

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