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Channel: ゴエモンのつぶやき
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手助け必要な子支え10年、市の「相談支援チーム」が発信と連携強化へ/横須賀

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 発達に遅れのある児童や日本語が不自由な外国籍の子など、周囲からの配慮を必要とする子どもたちへのサポートに取り組む横須賀市の「相談支援チーム」が、発足から10年を迎えた。支援のさらなる充実を図るため、教育現場などへの周知とチーム内の連携に力を入れていく。

 同チームは2002年、発達障害のある子どもと保護者の支援を目指しスタートした。行政や教育、福祉、保健、医療など市内の各分野の関係者が一体となり、乳幼児から高校卒業後までの子どもに手厚い支援をするのが狙い。現在は約80人がメンバーに名を連ねる。

 不登校や非行、家庭での虐待、日本語能力の不足など、子どもが抱える問題の多様化に伴い、本年度から本格的に、支援対象を障害のある子に限定せず「配慮を必要とする」すべての子どもに拡大した。

 チームは(1)就学に関する業務を担う「就学相談部」(2)サポートを要する児童生徒が在籍する学級の在り方や指導法の研究などを行う「授業支援部」(3)教育現場からの要請に応じて現場に赴き、教諭の相談などに応じる「巡回相談部」(4)障害のある子らの将来の自立を目指す「就労相談部」−の計4部会を設置。

 各部会が独自に専門的な支援を進める一方で、取り組みや成果が学校や保護者に十分周知されていない点や、部会間の連携不足が課題として挙がっていた。

 事務業務を担う市教育委員会支援教育課の担当者は「手助けが必要な子どもたちを漏れなく救わなければならない」と強調。相談支援チームの活用を促すための教育現場などへの発信と、部会同士の情報交換を積極的に行っていくとしている。

カナロコ(神奈川新聞)-2012年11月11日

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