家具の街として知られる仙台市青葉区の本町商店街で、各店舗をアートで飾る「ほっとタウン本町 小さな小さな展覧会2013」(実行委員会主催)が6日、始まった。障害者の社会参加につながればと初めて、地元の障害者就労支援団体が作品を提供し、障害者アートが街を彩っている。25日まで。
「小さな展覧会」は、商店街の活性化を図ろうと2010年から開いており、ことしで4回目。過去3回は各店が独自に店を装飾するにすぎず、内容にばらつきがあった。今回は、商店街の近くに事務所がある一般社団法人アート・インクルージョン(白木福次郎理事長)が、障害者の作品展示を提案し、全面的に協力した。
同法人に通う障害者や国立病院機構仙台西多賀病院の患者が、絵画やコンピューターグラフィック、オブジェなど多彩な作品を制作した。
本町商店街のレストランや美容院、家具店など37店が、店頭や店内に数点ずつ計約60点を飾っている。華やかな色使いや幻想的で楽しい作品が多く、クリスマスシーズンの街にぬくもりを添えている。
油彩を出品した宮城県柴田町の我妻邦恵さん(30)は「大勢の人に見てもらい、誇らしい。こういう場を与えてもらってうれしい」と感謝する。
店側も「商店街や店を知ってもらういい機会。作品も店の雰囲気に合う」(メンズ衣料品店レイド・バック・テイラー)と歓迎する。
同法人の門脇篤理事(44)は「続けることで、店と障害者、客の関係が深まる。来年以降、どんな展開になるか楽しみ」と話す。
期間中、ジャズライブ(6日午後6時20分)や、ワインを楽しめる店を紹介するマップの配布、オリジナルカクテルの販売などもある。
連絡先は実行委022(222)7679。
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レストランの店先を飾る障害者のアクリル画(中央上)
河北新報-2013年12月06日金曜日
「小さな展覧会」は、商店街の活性化を図ろうと2010年から開いており、ことしで4回目。過去3回は各店が独自に店を装飾するにすぎず、内容にばらつきがあった。今回は、商店街の近くに事務所がある一般社団法人アート・インクルージョン(白木福次郎理事長)が、障害者の作品展示を提案し、全面的に協力した。
同法人に通う障害者や国立病院機構仙台西多賀病院の患者が、絵画やコンピューターグラフィック、オブジェなど多彩な作品を制作した。
本町商店街のレストランや美容院、家具店など37店が、店頭や店内に数点ずつ計約60点を飾っている。華やかな色使いや幻想的で楽しい作品が多く、クリスマスシーズンの街にぬくもりを添えている。
油彩を出品した宮城県柴田町の我妻邦恵さん(30)は「大勢の人に見てもらい、誇らしい。こういう場を与えてもらってうれしい」と感謝する。
店側も「商店街や店を知ってもらういい機会。作品も店の雰囲気に合う」(メンズ衣料品店レイド・バック・テイラー)と歓迎する。
同法人の門脇篤理事(44)は「続けることで、店と障害者、客の関係が深まる。来年以降、どんな展開になるか楽しみ」と話す。
期間中、ジャズライブ(6日午後6時20分)や、ワインを楽しめる店を紹介するマップの配布、オリジナルカクテルの販売などもある。
連絡先は実行委022(222)7679。

レストランの店先を飾る障害者のアクリル画(中央上)
河北新報-2013年12月06日金曜日