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熊本)障害者施設のネットワークが熊本市役所で内覧会

 障害者の就労支援をする熊本市内の12事業所が14日、得意とする商品や作業内容をもっと市職員らに知ってもらおうと熊本市役所で内覧会を開いた。市内18事業所のネットワーク組織「はーとアラウンドくまもと」の主催。焼き菓子やジュース、ストラップなどの商品のほかシール貼り、チラシ封入といった各施設が得意とする作業内容を解説したボード類も展示された。

 NPO法人イルカの会「心水堂」(中央区出水1丁目)はニラ、しそ、ニンニクの3種類のギョーザを試食用に並べた。20〜60代の施設利用者30人が野菜切り、肉混ぜ、包み込みを手作業で行う。津留清美施設長(60)は、指先を使う作業は精神障害に良い効果があるといい、「利用者が知恵を出し合い、香りを出すネギ油も自分たちで作ります」。丁寧なギョーザ作りが、修正テープ貼りや紙折りなどの作業の質向上に寄与していると言い、「市役所地下で月1回ある販売会以外の、各施設のラインナップも知って欲しい」。

 内覧会の開催は、公共機関が品物やサービスを調達する際、同じ入札条件であれば障害者の就労施設を優先するように求める「障害者優先調達推進法」が2013年度から始まったことが背景にある。

朝日新聞 : 2014年1月15日03時00分

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