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Channel: ゴエモンのつぶやき
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障害者の芸術活動を支援

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 障害者の芸術活動を支える団体「アール・ブリュット(生(き)の芸術)パートナーズ熊本」(約90人、事務局・山鹿市)が26日発足した。優れた人材を発掘し、作品の展示会を開くことなどを計画している。

 発起人は、障害のある人たちが暮らす山鹿市の「愛隣館」館長の三浦貴子さん(52)。障害者や専門的な美術教育を受けていない作家の作品展「アール・ブリュット・ジャポネ展」が熊本市現代美術館で開かれているのを機に、行政、社会福祉協議会、企業に協力を呼びかけた。

 この日は熊本市のホテルで創立の集いがあり、団体代表に就任した同市の前副市長・西島喜義さん(63)が「様々なネットワークで、障害者の能力を引き上げる力になりたい」と決意を表明。

 同展に作品を出品している山鹿市の松本寛庸(ひろのぶ)さん(22)は「これからも自分の好きな絵を描いていきたい」とあいさつし、母一美さん(58)は「埋もれた能力に光が当たり、就労への道が開かれることを期待したい」と語った。

 三浦さんは「展示会は助成金を活用するなどして開きたい。具体的な運営方法は今後、詳細を詰めなければならないが、支援が障害者の自立につながるように頑張りたい」と話している。 同館はこの日、展示会の関連イベントとして財団法人「たんぽぽの家」(奈良市)の播磨靖夫理事長(71)による講演会「アート・障害・その未来」を同美術館で開いた。

 播磨理事長は約90人の聴講者を前に、「障害のある人たちの絵には、人の心をとりこにする不思議な力がある。可能性を発信するチャンスを設ければ、彼らの才能はより伸びていく」と語った。


あいさつする松本寛庸さん(中央)

(2014年1月27日 読売新聞)

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