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Channel: ゴエモンのつぶやき
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障害者支援カフェ外観、学生がデザイン…愛知

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 中部大学(愛知県春日井市)建築学科の学生が、障害者の就労支援を兼ねたカフェレストラン「ボーノ」で、店のファサード(正面の外観)のデザイン展を開いている。

 客の人気投票を参考に1点を選んだうえで、施工の際も学生が協力する。

 店は2年前、障害を持つ子どもの親たちが、子どもが夢を持って自立できる道を探ろうと、JR高蔵寺駅前にあったシステム開発の事務所を改装してオープンさせた。NPO法人「まちのエキスパネット」を設立し、就労支援のほか、ミニコンサートや主婦らの音楽サロン、有機栽培の野菜市などを開いている。

 ただ、障害者も動きやすいように厨房ちゅうぼうを広くするなどの費用がかさみ、外観には資金が回らなかった。このため、NPO設立以来、交流がある建築学科の豊田洋一教授に相談したところ、学生のアイデアをもとに改装することになった。

 昨年11月、2年生に課題を出し、ピアノの鍵盤やイタリア・ミラノの森などをイメージした作品100点が集まった。このうち18点と大学院生らの6点を選んで展示しており、修士課程1年の藤枝裕子さんは「作る前提で設計したのは初めてで、費用の制約もあったが勉強になった」と話した。

 1点を選んだ後、資金にめどがつけば、春頃から学生と協力して工事を行う予定で、同NPOの治郎丸慶子代表は「学生の柔軟な発想を生かし、おしゃれでにぎわいのある店にしたい」と話していた。


店の外観をデザインした学生と豊田教授(右)

(2014年1月28日 読売新聞)

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