障害者を災害時にどう支援するかを考えるシンポジウムが16日、北九州小倉北区の同市立男女共同参画センター・ムーブであった。聴覚障害者で映画監督の早瀬憲太郎さん=横浜市=をゲストに招き、行政関係者らが、地域の助け合いや行政の役割について議論した。
市身体障害者福祉協会が主催し、福祉関係者など約150人が参加した。
早瀬さんは、東日本大震災で被災した障害者の避難生活などを撮影した映画「生命(いのち)のことづけ」を製作。「震災では避難に手間取って津波に巻き込まれた障害者が多数いた。非常時に誰がサポートするかを決めておくと良い」と語った。
シンポジウムでは、市職員や障害者団体のメンバーが「地域力を高めるために」と題して意見交換。市障害福祉団体連絡協議会の林芳江さんは「地域に住む障害者の名前や、障害の特性、避難時に必要な支援について覚えてもらう地域づくりが必要だ」と提言した。
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障害者の災害支援について、手話で説明する早瀬さん
=2014/02/17付 西日本新聞朝刊=
市身体障害者福祉協会が主催し、福祉関係者など約150人が参加した。
早瀬さんは、東日本大震災で被災した障害者の避難生活などを撮影した映画「生命(いのち)のことづけ」を製作。「震災では避難に手間取って津波に巻き込まれた障害者が多数いた。非常時に誰がサポートするかを決めておくと良い」と語った。
シンポジウムでは、市職員や障害者団体のメンバーが「地域力を高めるために」と題して意見交換。市障害福祉団体連絡協議会の林芳江さんは「地域に住む障害者の名前や、障害の特性、避難時に必要な支援について覚えてもらう地域づくりが必要だ」と提言した。

障害者の災害支援について、手話で説明する早瀬さん
=2014/02/17付 西日本新聞朝刊=