災害時の障害者支援について学ぶ研修会(南足柄市社会福祉協議会主催)が19日、同市関本の市りんどう会館で行われ、市民ら約40人が参加した。避難所生活での不安や支援者への要望など、障害者の支援方法について考えた。
市身体障害者福祉協会役員の豊田幸枝さん(75)と同矢野忠雄さん(58)、精神障害者家族を支援する市さつき会理事長の太田ハルさん(77)らが講師を務めた。
研修会では、避難所生活でパニック状態になるケースや、おむつ交換時に周囲の目が気になることへの不安などが語られ、障害者のスペースを確保する必要性について説明。薬服用時に飲用の水が不足する事態も懸念しているという。
また、聴覚障害者は支援者として活動できることを再確認し、筆談用具や手話習得者であることを示すビブスなどが役立つ点も確認した。
太田さんは「障害者は環境が変わると不安が募るので、明るく接してほしい。いざというときに備え、普段から地域の人と交流していきたい」。参加した同市和田河原の主婦(74)は「少しでも役に立てればと思っている。助け合いの気持ちを持って支え合っていきたい」と話していた。
カナロコ(神奈川新聞) 2014年2月20日
市身体障害者福祉協会役員の豊田幸枝さん(75)と同矢野忠雄さん(58)、精神障害者家族を支援する市さつき会理事長の太田ハルさん(77)らが講師を務めた。
研修会では、避難所生活でパニック状態になるケースや、おむつ交換時に周囲の目が気になることへの不安などが語られ、障害者のスペースを確保する必要性について説明。薬服用時に飲用の水が不足する事態も懸念しているという。
また、聴覚障害者は支援者として活動できることを再確認し、筆談用具や手話習得者であることを示すビブスなどが役立つ点も確認した。
太田さんは「障害者は環境が変わると不安が募るので、明るく接してほしい。いざというときに備え、普段から地域の人と交流していきたい」。参加した同市和田河原の主婦(74)は「少しでも役に立てればと思っている。助け合いの気持ちを持って支え合っていきたい」と話していた。
カナロコ(神奈川新聞) 2014年2月20日