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Channel: ゴエモンのつぶやき
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精神障害者施設開設の苦労つづる 山科、エッセー集出版印刷用画面を開く

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精神障害者の自立就労支援施設「からしだね館」(京都市山科区)の設立者坂岡隆司さん(60)が、開設した時の苦労や施設で出会った人との思い出、日常生活で感じた福祉のあり方などをつづったエッセー集「一粒のたねから」を出版した。

 坂岡さんは、高齢者福祉施設勤務を経て、2005年に社会福祉法人「ミッションからしだね」を立ち上げ、06年にからしだね館を開いた。現在約20人の利用者が働いている。

 エッセー集は、施設の開設に住民の理解を得られず、最初の計画が頓挫したこと、心の病で家庭内暴力を繰り返す青年と父親の関係、不登校になった息子との日々など、自らの体験も織り交ぜてつづっている。

 このうち「大人の支援」と題したエッセーがある。同館の理念の一つだ。坂岡さんは障害者を手助けするだけではなく、自立を促す支援が大切と考えている。「障害があってもなくても、個人を一人前として認め合う社会に早くなってほしい」との願いを込めた。

 B6判128ページ。1050円。いのちのことば社TEL03(5341)6920。


からしだね館でのさまざまな経験をつづったエッセー集「一粒のたねから」を出版した坂岡さん(京都市山科区)

京都新聞【 2014年02月21日 09時20分 】

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