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「強度行動障害」の支援拠点新設 福岡市、要因分析やケア策確立へ [福岡県]

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 福岡市は2015年1月、激しい自傷、他害行為を繰り返す「強度行動障害」について、支援拠点となる施設を新設する。対象者への支援策の確立が狙いで、14年度一般会計当初予算案に関連経費894万円を盛り込んだ。

 強度行動障害は、知的、精神障害者や自閉症の人が、不安や緊張から、激しい自傷、他害行為を習慣的に繰り返してしまう障害。不安や緊張をよく理解した適切なケアが必要となる。

 市の12年度の調査では、市内の強度行動障害者は190人。市によると、1〜2泊の短期入所などを受け入れる施設は市内に11(昨年末時点)あるが、家族の負担軽減が主な目的。短期の入所では、対象者ごとに特性が異なる中で支援策を確立することができない。受け入れ事業所の拡大も急務となっている。

 新たな拠点施設には、強度行動障害者2人が3カ月程度入所。支援経験がある職員2人を専任で配置し、複数の事業所と協力して、行動の特性や自傷、他害行為の要因を分析する。

 市障がい者施設支援課は「支援方策を確立し、受け入れ可能な事業所を増やすことで、自傷、他害行為に苦しむ人を減らしていきたい」としている。

=2014/03/02付 西日本新聞朝刊=

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