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Channel: ゴエモンのつぶやき
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障害者の人生設計考える講演会 財産管理は

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 障害者の生活設計について学ぶ講演会が2日、多久市中央公民館であった。必要な備えは、年齢や障害の程度などに応じて変わるとし、年金や手当の公的制度と、保険などの私的な準備を組み合わせて、さまざまなリスクに対応する方法を紹介した。

 知的障害者ら向けの保険会社、ぜんち共済の富岡竜一氏が講演した。特別児童扶養手当や障害基礎年金など年齢で変わる公的支援制度や、地方税の所得控除などの減免制度について紹介した。

 その上で公的制度を補う保険選びのポイントを説明した。本人が抱えるリスクのうち、虐待や経済的搾取といった他人からのリスクへの備えに保護者が気づきにくいと指摘。「障害程度が軽く、地域で暮らして人と接する機会が多い場合は補償を考えて」と助言した。さらに「若いうちは個人賠償が、40歳以降は入院リスクが高くなることも考慮して」と強調した。

 「親亡き後」の生活を守る手段として、信託商品などを紹介。家裁の指示がなければ信託契約を解除できない「後見制度支援信託」は、成年後見人による財産着服を防げるとした。保護者が病気や死亡で突然面倒をみられなくなった場合の備えとして、障害者本人が戸惑わないようにショートステイなどの事前の訓練を勧めた。

 講演会は佐賀県手をつなぐ育成会が主催、約150人が参加した。


「公的支援と私的な備えを組み合わせて人生設計を」と語る富岡竜一氏=多久市民会館

2014年03月05日更新 佐賀新聞

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