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誰もが楽しめる美術館に 倉敷、障害者対象に鑑賞会

 障害のある人もゆっくり芸術を楽しんでもらい、意見を今後のバリアフリー化に生かそうと、大原美術館(倉敷市中央)は17日、視覚障害者や車いす利用者らを対象に特別開館し、美術鑑賞のワークショップを開いた。

 市社会福祉協議会など福祉団体との協働事業で、休館日を利用して初めて企画した。エレベーターの乗降など段差のある場所には、美術館や同協議会のボランティアが待機して車いすを補助。サポートしながら館内を案内したほか、乳幼児連れを対象とした鑑賞会も試行した。

 目の不自由な人も楽しめるよう音楽や語りを組み入れた絵画鑑賞会には、歌手の玉井夕海さんが出演。シャルル・コッテの「聖ジャンの祭火」をモチーフに、自作の物語を朗読したり、アコーディオン演奏に合わせてイメージを歌い上げ、約100人が聴き入った。

 今後も年1回程度開く予定で、同美術館の柳沢秀行学芸課長は「誰もが楽しめる美術館を目指し、支援方法などを考えていきたい」としている。

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目の不自由な人も楽しめるよう、朗読や歌を組み入れた絵画鑑賞会

2014/3/18 8:46)山陽新聞

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