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Channel: ゴエモンのつぶやき
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支局長からの手紙:12月9日に補助犬シンポ /兵庫

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 今月も半ばを過ぎ、朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。ほんとに寒くなりましたね。もうすぐ師走です。12月に衆院選が予定されるなど、世の中があわただしくなってきました。
   ◇

 12月3日から9日は障害者週間です。今年は9日に「第21回障害者週間記念事業・第14回身体障害者補助犬シンポジウム」が宝塚市の阪急逆瀬川駅近くのアピア1などで開かれます。記念事業と補助犬シンポジウムを03年から合同で開いています。午前は「愛と理解の市民賞」「障がい者の幸せを考える標語・作文」の入選者表彰などがあり、午後からは補助犬に関するシンポジウムが予定されています。

 今年で身体障害者補助犬法が成立して10年を迎えました。目や耳、手足に障害のある人の生活を助ける補助犬を同伴しての施設への入店などの拒否が、今もなくならないと聞きます。シンポジウムでは、補助犬法成立10年をテーマにしたトークもあります。介助犬エルモと暮らす宝塚市のコンピュータープログラマー、木村佳友さん、ヒット曲「冬が来る前に」などで知られる「紙ふうせん」の後藤悦治郎さんと平山泰代さん、宝塚市の中川智子市長が参加します。

 このほか、ミニコンサートが開催されます。出演は、福井県越前市出身のシンガーソングライター・堀川ひとみさんです。堀川さんはうつ病で2年間闘病生活を送りましたが、人生を生き抜くためには、自分の人生をさらす歌詞が必要と気づいたそうです。堀川さんは発達障害と診断された経験も明かし、「それは私に素晴らしいギフトを与えてくれました。私は何もできないと思っているあなたに、私の歌を届けたい」とのメッセージを発信します。

 また、宝塚市立光明小4年の児童による障害者の研究発表も楽しみです。記念事業、補助犬シンポジウムを通じて、誰もが暮らしやすい社会づくりにつながれば、と思います。
普段から困っている人がいれば、声をかける。ささいなことでも、大事な支援につながるはずです。


 イベントは午前10時20分〜午後4時。入場無料。このほか、補助犬のデモンストレーションなどもあり、愛知県長久手市にある介助犬総合訓練センター・シンシアの丘からトレーナーが駆けつけてくれる予定です。みなさんの参加をお待ちしています。【阪神支局長・小栗高弘】

毎日新聞 2012年11月20日〔阪神版〕

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