視覚障害のある守井清吾さん(30)がこの春、富山大大学院で博士課程を修了した。修了式で取材し、「目の見えない人のチャンスを広げたい」という熱意に涙を誘われた。
視覚障害者のため、指の動きの軌道を点図画面に図形として表すシステムを開発。自身も目が見えなくて数学の図形や構造式を書くのに苦労してきたが、その体験が研究を後押ししたという。
守井さんは「音楽分野と違い、デザイン分野では世界的に活躍する視覚障害者がいない」と寂しがっていた。彼の研究がいつか、目の見えないデザイナーに道を開いたら−。広がる可能性の大きさに期待が膨らむ。
2014年4月9日 中日新聞
視覚障害者のため、指の動きの軌道を点図画面に図形として表すシステムを開発。自身も目が見えなくて数学の図形や構造式を書くのに苦労してきたが、その体験が研究を後押ししたという。
守井さんは「音楽分野と違い、デザイン分野では世界的に活躍する視覚障害者がいない」と寂しがっていた。彼の研究がいつか、目の見えないデザイナーに道を開いたら−。広がる可能性の大きさに期待が膨らむ。
2014年4月9日 中日新聞