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「発達障害考える会」設立へ・上越

高田ロータリークラブ、6月にも

 同クラブによると、県内のロータリークラブが、こうした会を設立するのは、初めてという。5月に設立準備会を開いて発起人を募り、6月末ごろに設立総会を開く予定。

 昨年夏以降、同クラブの社会奉仕委員会のメンバーを中心に3回の勉強会を開き、専門家を招いた一般向けの講演会を開催してきた。子どもの発達障害に悩む親の声がクラブに寄せられ、市内の雇用者らの関心も高くなっていることから、設立を思い立った。

 社会奉仕委員会の大島誠委員長は「企業や行政、大学などに会の参加を呼び掛けていく。発達障害に地域を挙げて継続的に取り組みたい」と話す。

 同クラブが市内で11日開いた講演会では、日本発達障害ネットワーク(東京)理事長で精神科医の市川宏伸さん(69)が治療法や就労支援をテーマに解説。市民ら約350人が耳を傾けた。

 市川さんは、発達障害者の就労後の配慮として、「同僚や上司の理解と、本人の特性を生かせる職場の選択ができるようにすることが重要」と指摘した。

 市内の団体職員の男性(55)は「発達障害を理解している人はまだ多くないと感じる。社会で取り組まなくてはいけない問題だとあらためて考えさせられた」と話した。

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高田ロータリークラブ主催の講演会で発達障害者への支援や理解の必要性を訴える市川宏伸さん=上越市下門前

新潟日報 【地域】 2014/04/16 16:38

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