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日常を漫画に 安城の団体が雑誌作製、4コマでユーモラスに紹介 /愛知

 ◇「楽しんで生活していること知って」

 重度身体障害者の介護の充実を目指して活動している安城市東明町の「フィリアの会」(本田桂吾理事長)が、障害者の日常を4コマ漫画で表現した雑誌「わははハンディーズ」(A4判)を作製した。介護者の大変さもユーモアを交えて紹介している。【渡辺隆文】

 雑誌を作り始めたのは昨年1月から。「フィリアの会を知ってもらうのが当初の目的だったが、作っているうちに障害者のことも理解してもらえればと考えるようになって」と障害者に関わる漫画を描き始めた。

 雑誌は本多理事長ら障害者が原案を考え、地元の小学生や家族、友人に絵を描いてもらった。外出、日常生活、本田理事長の生い立ちの3部作で構成される。外出の部では、新幹線の切符を予約しようとした障害者が、名古屋駅に電話で問い合わせると、付き添いの人数や車いすの有無、切符の受取人などを聞かれたあげく、最後は「折り返し電話します」と言われて対応してもらえなかった事例などが題材にされている。

 生い立ちの部では、10歳から車いすで生活する本田理事長が、夜中に寝返りを打とうと家族に「おーい」と大声で呼びかけると、寝付いた家族の代わりに隣人が気付いて駆け付けたことなどがユーモラスに描かれている。

 本田さんは「日常生活で苦労することもあるが、楽しんで生活していることを知ってほしい。今後は重度の障害者だけでなく、いろんな障害者にまつわる漫画を描きたい」と話す。雑誌は各1000部を作製した。購読などの問い合わせは本田理事長(0566・77・7331)。

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フィリアの会が作製した4コマ漫画「わははハンディーズ」

毎日新聞 2014年05月02日 地方版

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