砺波市の教員有志が特別支援学校を卒業した人の地域での居場所づくりを目指し、空き 寺を活用したサークル活動に取り組んでいる。楽器の演奏会や小物づくりなどを企画し、 余暇の過ごし方を提案。卒業後の障害者の社会参加が課題となる中、住民と交流したり、 保護者同士が語り合う場としても機能している。
サークル「よってカフェ」は、育児休暇中の特別支援学校教員山下裕美さん(36)= 砺波市花島=が同僚や福祉関係者と開いた勉強会がきっかけとなり、卒業生が交流する場 として2010年に発足した。
昨年からは、住職が不在となっている南砺市井波の浄蓮寺に拠点を置き、月1回のペー スで演奏会やクリスマスリースなどの小物づくり、寺の清掃などを実施している。
砺波、南砺、小矢部市に住む卒業生のほか、発達障害児や地域の園児、小学生らも加わ り、多いときには30人ほどが参加。カフェの店長は、となみ東支援学校教員の青山恒也 さんが務め、知人の作業療法士や福祉施設職員もスタッフとして協力している。口コミを 聞き、障害児の保護者が相談に訪れることもあるという。
山下さんによると、卒業生の社会参加に向けて余暇活動の充実が求められているが、継 続的に支援する環境は整っていないという。山下さんは「卒業生がいろいろな人と関わり 、余暇の過ごし方を自分で選択していくきっかけにしてほしい」と話す。次回は6月8日 に紙人形劇(ペープサート)と抹茶会が行われる。参加費は500円。
富山のニュース 【5月4日01時49分更新】
サークル「よってカフェ」は、育児休暇中の特別支援学校教員山下裕美さん(36)= 砺波市花島=が同僚や福祉関係者と開いた勉強会がきっかけとなり、卒業生が交流する場 として2010年に発足した。
昨年からは、住職が不在となっている南砺市井波の浄蓮寺に拠点を置き、月1回のペー スで演奏会やクリスマスリースなどの小物づくり、寺の清掃などを実施している。
砺波、南砺、小矢部市に住む卒業生のほか、発達障害児や地域の園児、小学生らも加わ り、多いときには30人ほどが参加。カフェの店長は、となみ東支援学校教員の青山恒也 さんが務め、知人の作業療法士や福祉施設職員もスタッフとして協力している。口コミを 聞き、障害児の保護者が相談に訪れることもあるという。
山下さんによると、卒業生の社会参加に向けて余暇活動の充実が求められているが、継 続的に支援する環境は整っていないという。山下さんは「卒業生がいろいろな人と関わり 、余暇の過ごし方を自分で選択していくきっかけにしてほしい」と話す。次回は6月8日 に紙人形劇(ペープサート)と抹茶会が行われる。参加費は500円。
富山のニュース 【5月4日01時49分更新】