Quantcast
Channel: ゴエモンのつぶやき
Viewing all articles
Browse latest Browse all 17470

佐賀市、身障者採用枠の合格者を解雇

$
0
0
採用直前に非常勤に、試用期間後に解雇

身体障害者枠で佐賀市の職員採用試験に合格した20代男性が、採用直前になって非常勤とされ、2ヶ月間の試用期間後に解雇されていたことが分かった。佐賀新聞など複数のメディアが伝えている。

障害者雇用促進法では、事業者の努力義務として、障がいを持つ労働者が有する能力を正当に評価し、適当な雇用の場を与えることとしている。

国立大学卒業後、昨年の採用試験に合格
男性は、中学生時代に脊髄を損傷したことが原因で、車いすを使用していて手足にまひがあるとのこと。

国立大学を卒業後に、昨年、佐賀市が募集していた身体障害者を対象にした職員採用試験を受け、12月に合格通知が届いた。

合格通知後、今年2月と3月に人事課と面接

しかし、今年になって、市の人事課から2月と3月に呼び出しを受け、バインダーやステープラを使えるかを試されたり、トイレの失敗がないかなどの面接を受けたりしたという。

その後、同課から「職務遂行の能力を見極めたい」と言われ、4月から非常勤職員として勤務し、2ヶ月間の試用期間後に解雇された。

男性は市から「総合的に判断した結果、業務遂行は困難で、採用を見送らせてほしい」と話されたという。

有識者や福祉関係者からは疑問の声

障害者雇用に関わる関係者などからは、「採用試験の段階で、能力の有無を判断すべきで、市が軽率に合格を決めた印象だ」

「配属先を考慮するなどの本人の能力を発揮できるように措置を講じるべき」「障害者の就職はハードルが高く、障害者の気持ちに考慮した対応を」などの声があがっている。

市人事課は「男性には申し訳ない」と陳謝し、合格発表する前に業務遂行能力を判断できるように、試験のあり方を検討するとしている。

2014年7月16日 16:00  障害者雇用インフォメーション

Viewing all articles
Browse latest Browse all 17470

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>