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Channel: ゴエモンのつぶやき
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小学生ら 日出町のソニー・太陽で障害者らとふれあい 会食、工場見学も /大分

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 夏休み中の子供たちが、多くの障害者らが働く日出町の「ソニー・太陽」でヘッドホン作りに挑んだ。子供の目を科学分野に向けることと、同社員の姿を通じて障害者との共生を考えるきっかけを作ることが狙いだ。

 地元の日出小の児童40人、日出支援学校の10人が参加し、両校の子供が交ざるように9グループに分かれた。指導役として日出総合高校の生徒11人と同社員6人が加わった。

 ヘッドホンは、ペットボトルの頭の部分を切り取って左右の耳当てにして、それらを紙製の牛乳パックでつないで作る。耳当ての中央にコイン形の磁石をつけ、周囲に200メートル分の細い銅線を巻き付ける。そこへ電気を送ると磁界が発生し、音響が聞こえる仕組み。作品はそれぞれ約2時間で完成した。一行は社員食堂で会食し、工場を見学した。

 ソニーと、社会福祉法人「太陽の家」の出資で1978年に設立されたソニー・太陽は社員180人中120人が障害者で、主にマイクロホンとヘッドホンを製作している。

 瀬口晋二郎・広報担当部長は「この催しには、日ごろ接する機会の少ない小学生と支援学校生の交流を深める意味もある。子供たちには、障害者と健常者が自然に共同作業ができることを経験してほしい。一方、支援学校生の親御さんの多くが、自分の死後のわが子の先行きに不安を持っている。工場で立派に仕事をして、頼りにされている障害者の姿を見て希望を持ち帰ってほしい」と話した。

毎日新聞 2014年08月04日 地方版

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