県は4日、重症心身障害児者施設「びわこ学園」の特別加算を巡り、市町が半額負担することを前提に昨年度導入した障害者支援制度について、大幅に見直す方針を明らかにした。来年度の予算編成までに、市町と意見交換を進める。
支援制度を巡っては、県が2011年、単独で実施してきたびわこ学園の特別加算(1人月額6万8000円)について市町に半額負担を要請。一部の市が反発したため、負担を受け入れた場合、市町の通所サービスなどを補助する制度を新設した経緯がある。
支援制度は昨年度、14市町が参加して始まった。県は補助金1億3674万円を予算計上したが、執行率は7割にとどまった。県は原因について、野洲、近江八幡、栗東、湖南各市が不参加(湖南市は昨年度途中で参加)▽ニーズや利用実態とのギャップ▽要件が厳しい−−などと分析。来年度に向けて、要件緩和やメニュー変更を検討する。
4日の県議会一般質問で三日月大造知事は「事業開始に1年半かかった経緯も踏まえ、市町とより丁寧に意見交換する」と答弁した。
毎日新聞 2014年08月05日 地方版
支援制度を巡っては、県が2011年、単独で実施してきたびわこ学園の特別加算(1人月額6万8000円)について市町に半額負担を要請。一部の市が反発したため、負担を受け入れた場合、市町の通所サービスなどを補助する制度を新設した経緯がある。
支援制度は昨年度、14市町が参加して始まった。県は補助金1億3674万円を予算計上したが、執行率は7割にとどまった。県は原因について、野洲、近江八幡、栗東、湖南各市が不参加(湖南市は昨年度途中で参加)▽ニーズや利用実態とのギャップ▽要件が厳しい−−などと分析。来年度に向けて、要件緩和やメニュー変更を検討する。
4日の県議会一般質問で三日月大造知事は「事業開始に1年半かかった経緯も踏まえ、市町とより丁寧に意見交換する」と答弁した。
毎日新聞 2014年08月05日 地方版