美馬市の小中学校の特別支援学級で、タブレット端末と専用の通信回線を利用した学校間の交流学習が始まった。教室にいながら他校の支援学級と一緒に学び、仲間を増やすことができるとして、市教育委員会は子どもたちの学習意欲やコミュニケーション力の向上に期待を寄せている。
7月下旬、市内の2小学校の特別支援学級で交流学習があった。両校の児童5人と3人が、教材用の組み立てブロックで西洋の城などの立体模型を制作。教室に2台ずつ置かれたタブレット端末は市の専用回線で結ばれており、端末の内蔵カメラに向かって教室の様子や作品を紹介し、画面の映像を見た感想を伝え合った。
6年の男児(11)は「一つの教室で一緒に勉強している感じだった。また交流したい」と笑顔を見せた。担任教諭も「新しい友だちにいい模型を見せようと、普段より一生懸命取り組んでいた」と話す。
タブレット端末は画面を指で触って操作するタッチパネル式のため、障害のある子どもでも扱いやすい。専用の教育支援ソフトも多く、ソフトを使えば読み書きの苦手な児童も学習に集中しやすい効果があるとされる。
美馬市の特別支援学級で学ぶ知的障害や自閉症、情緒障害を持つ児童・生徒は、小学校が12校24学級52人、中学校が6校12学級26人。1学級平均約2人と少ないが、タブレット端末を使えばより多人数で授業をすることができる。
タブレット端末は現在、2校5学級に5台ある。市教委は「子どもたちの意思疎通を活発にするのに役立つ」として、今後普及を図る考えだ。
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【写真説明】タブレットを使った交流学習で、作った立体模型を見せ合う児童=美馬市内の小学校の特別支援学級
2014/8/11 09:35 徳島新聞
7月下旬、市内の2小学校の特別支援学級で交流学習があった。両校の児童5人と3人が、教材用の組み立てブロックで西洋の城などの立体模型を制作。教室に2台ずつ置かれたタブレット端末は市の専用回線で結ばれており、端末の内蔵カメラに向かって教室の様子や作品を紹介し、画面の映像を見た感想を伝え合った。
6年の男児(11)は「一つの教室で一緒に勉強している感じだった。また交流したい」と笑顔を見せた。担任教諭も「新しい友だちにいい模型を見せようと、普段より一生懸命取り組んでいた」と話す。
タブレット端末は画面を指で触って操作するタッチパネル式のため、障害のある子どもでも扱いやすい。専用の教育支援ソフトも多く、ソフトを使えば読み書きの苦手な児童も学習に集中しやすい効果があるとされる。
美馬市の特別支援学級で学ぶ知的障害や自閉症、情緒障害を持つ児童・生徒は、小学校が12校24学級52人、中学校が6校12学級26人。1学級平均約2人と少ないが、タブレット端末を使えばより多人数で授業をすることができる。
タブレット端末は現在、2校5学級に5台ある。市教委は「子どもたちの意思疎通を活発にするのに役立つ」として、今後普及を図る考えだ。
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【写真説明】タブレットを使った交流学習で、作った立体模型を見せ合う児童=美馬市内の小学校の特別支援学級
2014/8/11 09:35 徳島新聞