田川市の社会福祉法人・つくしの里福祉会(樋口和男理事長)が、同市川宮に「つくしの里相談支援センター」を新設した。2012年に66歳で死去した元高校教諭、福山博子さんの「障害のある人に役立ててほしい」という遺志で自宅を譲り受け、活用した。
福山さんは国語教諭で、旧田川工高に勤務していた53歳の時に脳内出血で倒れ、右半身まひと失語症の後遺症が残った。退職後は敷地約300平方メートルに木造平屋約80平方メートルの自宅を新築して1人で暮らしていたが、2012年10月、膵臓すいぞうがんで亡くなった。福祉会に教え子が勤務していることから自宅を寄贈する内容の遺言を残していたという。
センターの開所式が7日に行われ、法人関係者ら約20人が出席。鶴我房子常務理事は「福山さんの思いをしっかりと受け止め、今後の活動に生かしたい」と感謝の言葉を述べた。
同法人は、田川市や糸田町で障害者の生活介護やグループホームの事業などに取り組んでいる。障害者自立支援法の一部改正で来年3月までに障害者の「サービス等利用計画」の作成が原則化されることに伴い、センターでは相談支援専門員が常駐し、障害者や家族らの相談に応じる。問い合わせは同センター(0947・85・8858)へ。
2014年08月12日 読売新聞
福山さんは国語教諭で、旧田川工高に勤務していた53歳の時に脳内出血で倒れ、右半身まひと失語症の後遺症が残った。退職後は敷地約300平方メートルに木造平屋約80平方メートルの自宅を新築して1人で暮らしていたが、2012年10月、膵臓すいぞうがんで亡くなった。福祉会に教え子が勤務していることから自宅を寄贈する内容の遺言を残していたという。
センターの開所式が7日に行われ、法人関係者ら約20人が出席。鶴我房子常務理事は「福山さんの思いをしっかりと受け止め、今後の活動に生かしたい」と感謝の言葉を述べた。
同法人は、田川市や糸田町で障害者の生活介護やグループホームの事業などに取り組んでいる。障害者自立支援法の一部改正で来年3月までに障害者の「サービス等利用計画」の作成が原則化されることに伴い、センターでは相談支援専門員が常駐し、障害者や家族らの相談に応じる。問い合わせは同センター(0947・85・8858)へ。
2014年08月12日 読売新聞