さいたま市社会福祉事業団の運営する通所型の障害者施設「春光園けやき」(さいたま市見沼区)で七月、三十代の男性職員が利用者の男性(18)の顔を殴り、けがを負わせていたことが分かった。事業団は八月十九日付で職員を停職、男性園長を減給処分とした。
事業団によると、職員は七月三十日、施設内のトイレで男性の顔を二度殴り、口の中を切るけがを負わせた。「男性に頼み事をしたが行われず、カッとなった」と話しているという。職員は同日中に上司に報告し、電話で家族に謝罪。しかし、施設は事業団や市に報告せず、男性の家族が八月五日に市に連絡して発覚した。
2014年9月9日 MSN産経ニュース