南海トラフ地震を想定した障害者避難所体験訓練(県身体障害者団体連合会主催)が14日、西条市神拝甲の市総合福祉センターであった。約120人が参加し、災害時の避難方法を学んだ。
地震直後の対応について、標準より大きな音の出せる笛を吹いて助けを呼ぶ体験や、階段でも車椅子を移動できる避難用けん引器具についての説明があった。障害者らは真剣な表情で耳を傾けていた。
避難所での生活を想定した訓練では、プライバシーを確保するための間仕切りを段ボールで作製。また、レトルト非常食や簡易ベッド・トイレの組み立ても体験した。
同連合会の河内修二副会長は「体験を通じてどんな準備が必要かを考えてもらえれば」と話していた。
毎日新聞 2014年09月15日 地方版