低い水準にある障害者の工賃アップを目指し、県内の4障害者就労支援事業所が共同で取り組む新たな製品作りがスタートした。全国初の試み。今回企画したのはろうそく、線香の2商品で、各事業所で利用者が箱の組み立てや商品詰め作業などを手掛ける。重度の障害を持つ人でも参加できる軽作業を導入、企業の協力も得て製造コストも抑える。工賃アップと併せて障害者の自立支援につなげたい考え。関係者は参画する事業所を拡大し、製造個数を増やすことで事業規模の拡大を目指す。
【写真説明】箱の組み立てや商品詰め作業に取り組む利用者ら。障害者の工賃アップに向けた試みの第一歩が始まった=22日、就労支援センター「平成の家」
2014/9/23 火曜日 陸奥新報