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Channel: ゴエモンのつぶやき
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障害者加わった演奏会、障害者が撮影 「天心の譜」きょうから公開−−心斎橋など /大阪

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 障害のある演奏家が加わったオーケストラの演奏会の様子などを、知的障害のある9人の撮影隊「ビリーブクルー」が追ったドキュメンタリー映画「天心の譜」=写真・同製作委員会提供=が、20日から大阪市中央区のシネマート心斎橋などで公開される。

 映画は主に三つの場面からなる。自閉症や知的障害のある演奏家ら31人が参加し、一昨年に開かれたオーケストラの演奏会を、指揮者の小林研一郎さんへのインタビューも交えて撮影。また、経済危機のギリシャで昨年開かれた知的障害者のスポーツの祭典・スペシャルオリンピックスに、東日本大震災の被災地から参加した選手の活躍を記録した映像や、小林さんが古里の福島県いわき市で即興のピアノ演奏をするなどして、被災した中学生を励ます様子も紹介している。説明を極力なくし、映像の力で見る人に訴えかける。

 小林さんが指揮を務めるオーケストラは、スペシャルオリンピックスが長野で開かれた05年に結成。撮影隊はこの大会を記録するために集まり、その後も活動を続ける。映画の製作総指揮をした細川護熙元首相の妻で、スペシャルオリンピックス日本名誉会長の佳代子さんは、「小林さんやオケ、クルーの7年間が、今作品に結集した。支え合う社会に向け、(映画を通じて)知的障害を知ることが大切」と話す。小栗謙一監督は「アスリートや演奏家ら、才能あふれる輝く命を描いた」と語る。

 東京でも20日から上映が始まり、順次、全国で公開される。

毎日新聞 2012年10月20日 地方版

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