お年寄りや障害者ら災害弱者のための避難支援推進員を養成する県主催の研修会が18日、行橋市であった。市内と豊前市、苅田町から自主防災組織のメンバーら約50人が参加し、大災害にどう備えるかを学んだ。
東日本大震災を受けて県は、支援推進員の養成を急いでおり、今年度は8会場で研修会が開かれる。この日は午前中、県内の要支援者の状況や先進地の事例を学び、午後は自分たちの住む区域での避難方法や連絡体制を考える実践的な訓練に取り組んだ。
05年に台風と大雨で地区内が浸水し、4年前に自主防災会を作った行橋市金屋の辰下区では、既に高齢者の台帳があり月2回、見回りをしている。小野貢会長は「今年3月11日に避難訓練をした。住民の意識を高め、海抜の高い避難場所を更に確保することが課題」と話した。この日の研修で個人情報の取り扱いを学び、今後は各戸を訪問して、要支援者の同意を得ていくという。
要支援者の個別の避難計画については、県内では、策定済み11市町▽策定中46市町村▽未着手3市−−という状況。県は16年度までに9割が策定することを目指している。
毎日新聞 2012年10月20日 〔京築版〕
東日本大震災を受けて県は、支援推進員の養成を急いでおり、今年度は8会場で研修会が開かれる。この日は午前中、県内の要支援者の状況や先進地の事例を学び、午後は自分たちの住む区域での避難方法や連絡体制を考える実践的な訓練に取り組んだ。
05年に台風と大雨で地区内が浸水し、4年前に自主防災会を作った行橋市金屋の辰下区では、既に高齢者の台帳があり月2回、見回りをしている。小野貢会長は「今年3月11日に避難訓練をした。住民の意識を高め、海抜の高い避難場所を更に確保することが課題」と話した。この日の研修で個人情報の取り扱いを学び、今後は各戸を訪問して、要支援者の同意を得ていくという。
要支援者の個別の避難計画については、県内では、策定済み11市町▽策定中46市町村▽未着手3市−−という状況。県は16年度までに9割が策定することを目指している。
毎日新聞 2012年10月20日 〔京築版〕