鹿児島市の繁華街の一部で、自転車や立て看板などが不法に歩道を占拠している光景が目に付く。視覚障害者用の点字ブロック上に置いた悪質な例もある。管理する市や県は所有者らに指導するが、しばらくすると同じ状態に。市民のマナーが問われている。
同市中央町のキャンセビル前。駐輪スペースに入らない自転車が歩道にあふれ、点字ブロック上に何台もある。警備員が整理する傍ら、歩道に止めて立ち去る人も少なくない。
「点字ブロック上の障害物を避けようとすると、方角が分からなくなる場合もある」。視覚障害者の田中岳志(たけし)さん(44)=同市明和3丁目=は訴える。市が放置禁止区域を設け駐車場を整備してからは少なくなったが、歩道上の自転車にぶつかって転ぶこともある。
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点字ブロック上にまで駐輪している自転車=6日午後3時半、鹿児島市中央町
南日本新聞-(2013 01/07 06:30)
同市中央町のキャンセビル前。駐輪スペースに入らない自転車が歩道にあふれ、点字ブロック上に何台もある。警備員が整理する傍ら、歩道に止めて立ち去る人も少なくない。
「点字ブロック上の障害物を避けようとすると、方角が分からなくなる場合もある」。視覚障害者の田中岳志(たけし)さん(44)=同市明和3丁目=は訴える。市が放置禁止区域を設け駐車場を整備してからは少なくなったが、歩道上の自転車にぶつかって転ぶこともある。

点字ブロック上にまで駐輪している自転車=6日午後3時半、鹿児島市中央町
南日本新聞-(2013 01/07 06:30)