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Channel: ゴエモンのつぶやき
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障害者の就労探る 支援シンポで実践例紹介

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 障害者の就労支援をテーマにしたシンポジウムが10日、佐賀大医学部鍋島キャンパスであった。市販のテレビゲームを使った障害理解教育の実践例などが報告され、重度障害者だからこそできる新たな就労の可能性が提示された。

 シンポジウムは2部構成で、1部は重度障害者でも楽しめる市販ゲームの体験教育の実践例を紹介。体験教育は県内の小中高校7校で実施、重度障害者向けにあごや息、車いすに乗って操作できるテレビゲームを障害者と児童生徒が一緒に体験することで障害があってもできることやユニバーサルデザイン(UD)への認識を深めるのが狙い。

 体験学習のインストラクターとして参加した障害者4人が登壇。「ゲームも改造すれば不自由な人でもできるということを知ってもらえればいい」「伝えることの難しさをいつも感じるが、うまく伝わったと実感できた時、喜びになる」などと感想を述べた。

 体験教育を担当した佐賀大高等教育開発センターの井手將文特任准教授は「障害者が実演指導したからこそ児童生徒に障害理解やUDなどが伝わった」と強調した上で「教育現場でUDの先生として障害者就労を考えられないか」と提案した。


障害者によるパネルディスカッションなどがあった「障がい者就労支援シンポジウム」=佐賀大鍋島キャンパス

佐賀新聞-2013年03月12日更新

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